ベトナム人の双子の兄弟「べトちゃん・ドクちゃん」の愛称で知られるこのお二人。この名前を聞いて40代以降の人で知らない人はいないであろういえるぐらい多くの人たちの記憶に残っていると思います。
1981年に結合双生児として生まれ、1988年に日本人分離手術に成功したべトちゃんドクちゃん。
そんなお二人は「今何しているの?」「家族はいるの?」など現在の情報をまとめました。
- 兄ベトさんは2007年に亡くなる
- 弟ドクさんは病院事務をしながら非営利団体「DOC NIHON」代表でボランティア活動中
- 現在は男女の双子の2児の父、4人家族
- ドクさんの現在が映像化されたドキュメンタリー映画「ドクちゃん-フジとサクラにつなぐ愛」が映画化
べトちゃん・ドクちゃんの現在は?
べトちゃんドクちゃんとは、1981年に結合双生児として生まれたベトナム人の双子の兄弟です。
1988年10月にホーチミン市内の病院で分離手術成功したが、兄のべドさんは手術前に患った急性脳症で、寝たきりの状態が続き2007年に亡くなりました。
- 名前:グエン・べト
- 生年月日:1981年2月25日(26歳死去)
- 出身地:ベトナム 中部コントゥム省
上記、中央がベトさん
弟のドクさんは高等職業学校で学び、現在は病院事務、非営利団体「DOC NIHON」代表として活躍されています。
プライベートでは、ベトナム人の奥様と双子(男の子と女の子)の子供も持つ父親です。
- 名前:グエン・ドク
- 生年月日:1981年2月25日
- 出身地:ベトナム 中部コントゥム省
- 職業:病院事務、非営利団体「DOC NIHON」代表
結合双生児として生まれたのは枯葉剤の影響?!
ベトナム戦争後6年たった1981年に、米軍が散布した枯葉剤の影響(母親は枯葉剤が撒かれた井戸の水を飲んでいたため)で結合双生児として生まれた可能性が高いと言われており、ベトちゃんドクちゃんが生まれたベトナム中部コントゥム省は、大量の枯葉剤が撒かれた地域でもありました。
二人は下半身がつながったまま幼少期を過ごしました。
分離手術は日本が支援
1988年10月ホーチミン市にある病院で分離手術が行われました。
手術の数か月前に、兄のベトちゃんが急性脳症を発症した際に、医療技術が進んでいた日本に緊急搬送され手術したこと、日本赤十字社が支援していたことから、分離手術も日本赤十字社が支援することになりました。
分離手術は成功し、ドクさんは右足、ベトさんには左足が残りました。しかし、ベトさんは脳症の後遺症で寝たきり状態が続きました。
ドクちゃんは結婚し、双子の子どもを持つ父親!
ドクさんは、職業学校でコンピューターの技術を学び、病院の事務職をしていました。病院の事務職だけでなく、非営利団体「DOC NIHON」代表を務めボランティア活動もしています。
2006年にボランティア活動で知り合った奥さん(当時専門学生)のグエン・トゥエンさんと結婚。結婚後、兄のベトさんを夫婦で介護していました。
2009年に人工授精で男の子と女の子の双子を授かり、現在は4人で暮らしています。

親日家であるドクさんは長男にはベトナム語で富士を意味するフーシー、長女には桜を意味するアンダオと名付けたそうです♬
ドクちゃんの人生を映画化
ドクさんの人生は2024年にドキュメンタリー映画「ドクちゃん フジとサクラにつなぐ愛」として映画化されました。
この作品は、ドクさんと長く交流のあるプロデューサーのリントン貴絵ルースさんがドクさんに出演をオファーし、
この映画で少しでも恩返しができればと思い、全てを見せる覚悟をしました。僕のありのままの姿から、家族の大切さ、命の尊さを感じ、皆さんが人生を前向きに生きる原動力となること、そしてこの映画が❝記憶❞となり未来へ繋がることを願っています。僕自身の使命として、この映画が世界を平和へ導くきっかけとなりますように。
とドクさんが語っています。
まとめ
・兄ベトさんは2007年に亡くなる
・弟ドクさんは病院事務をしながら非営利団体「DOC NIHON」代表でボランティア活動中
・現在は男女の双子の2児の父、4人家族
・ドクさんの現在が映像化されたドキュメンタリー映画「ドクちゃん-フジとサクラにつなぐ愛」が映画化










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