なぜセントチヒロ・チッチは加藤千尋へ？改名に込められた理由を考察！

2023年6月29日、東京ドームでのライブを最後に約8年間の活動に幕を下ろした「楽器を持たないパンクバンド【BiSH】。

その解散は多くのファンに衝撃と感動を与えましたが、その後、メンバーのセントチヒロ・チッチが「加藤千尋」として俳優活動を本格化させたことで、「なぜ改名したの？」「もしかして本名？」など思った方も多かったのではないでしょうか。

過去のインタビューでの発言や活動の動向から、改名に込められた理由を考察していきます。

なぜセントチヒロ・チッチは加藤千尋に改名したのか？

まず、気になるのが、なぜ「加藤千尋」という名前に改名したのでしょうか。

「千尋」という名前は、「セントチヒロ・チッチ」の「チヒロ」から受け継がれたものと考えられます。

BiSH時代のアイデンティティの一部を大切に残し、自身の核となる部分を引き継ぐことで、これまでのファンにも寄り添う形を選んだのかもしれません。

一方、「加藤」という姓の由来については、現在のところ本人の口から明確には語られていません。本名の一部である可能性もゼロではありませんが、俳優業への本格進出ということで考えると、もう一つの可能性が浮かびます。

それは、「俳優として様々な役柄に自然に溶け込めるように」という意図。「加藤」は日本んで非常に多い姓ですよね。いい意味で特定のイメージが盛られにくく、でも響きがあります。

どんな役柄にも馴染み、視聴者が物語に没入しやすくなるように、という俳優としての配慮から、この姓を選んだ可能性は高いのではないでしょうか。

実際、2023年8月8日に自身のSNSで改名を発表した際、直筆のコメントで次のように語っています。

「新しい表現の世界へ飛び込み　お芝居という道への決意を込めて　加藤千尋という名前で活動します」

この言葉からも改名は単なる名前変更ではなく、女優として本格的に歩み始める覚悟の表れだとわかります。

また、BiSH時代の芸名「セントチヒロ・チッチ」は、WACK代表の渡辺淳之介氏が命名したものでした。

グループ解散後に自身の新たな道を歩むにあたり、「加藤千尋」という自らの意思で選んだ名前で活動していくことには大きな意味があるといえます。

さらに、音楽活動においては「CENT」という名義を継続して使用しており、音楽と俳優業で名前を使い分けています。

この点からも「俳優・加藤千尋」「音楽アーティスト・CENT」という二つの表現者としての軸を意識的に区別していることがわかります。

改名に込められた３つの理由

考察①BiSHからの卒業と０からのスタート

「セントチヒロ・チッチ」という名前は、とてもインパクトのある名前ですよね。ジブリの千と千尋と神隠しが浮かぶ方がほとんどではないでしょうか。

BiSH解散後は、過去のセントチヒロ・チッチというイメージに頼ることなく、一人の表現者「加藤千尋」としてゼロから歩み出すという、強い決意の表れだったのではないでしょうか。

考察②俳優「加藤千尋」として生きる覚悟

改名は発表時の直筆のコメントにもあるように、お芝居という新しい道への決意の表明です。

大手芸能事務所スターダストプロモーションに移籍したこともあり、環境を整えた上で「俳優」として新しいステージに挑む強い覚悟が込められているといえます。

「アーティストとして愛する音楽はもちろん、加藤千尋としてお芝居の道へも強く一歩踏み出せるよう精一杯生きていきます」

上記のように、コメントもしています。

考察③より自然な「自分」へ

BiSH時代からの芸名に含まれていた「チヒロ」という響き。

「加藤千尋」という名前は、より自然で、本人の素顔に近い存在を示すものなのかもしれません。

とコメントをしています。この言葉からも、音楽と芝居、二つの表現をどちらも大切にしながら、より深く自分自身を探求していこうとする姿勢がうかがえます。

まとめ

・改名理由は、俳優として新たな表現に挑戦するため
・音楽活動では「CENT」、俳優活動は「加藤千尋」として使い分け
・名前の「千尋」はBiSH時代からのファンへの繋がりを意識したと考えられる

セントチヒロ・チッチから加藤千尋への改名は、単なる名前変更ではなく、アーティスト第二の人生を告げる決意表明ですね。